Vol.16

父のこだわり「ふくはる香」
洗練された風味のオリジナル品種 生産者:飛澤 良太さん

“フルーツ王国ふくしま”の名に恥じぬよう納得のゆくものだけを出荷

「やはり、イチゴは『ふくはる香』に一番こだわっています。」と語るのは、福島県の中通りに位置する鏡石町でお父さんとともに営農する飛澤良太さん。東京農大を卒業後、帰郷して就農し、6年目を迎える28歳の若き生産者です。もともと農家を継ぐつもりで大学を選んだので、東日本大震災があっても迷うことなく農業を始めました。
「ふくはる香」は、福島県が開発したオリジナル品種で平成18年に品種登録されました。飛澤さんいわく、「ほのかに桃のような甘くてさわやかな香りがして、スッキリとした甘味が魅力で、洗練された風味が楽しめるイチゴです。」とのこと。
仕入れる果物を、ときには数カ月から1年以上かけて厳選するといわれる都内の有名パーラーのスタッフがふと来訪し、飛澤さんが手がけた「ふくはる香」を試食してパフェに使うことを即決したという逸話も残っています。その場に居合わせた飛澤さんは、「本当に嬉しかったですね。でも、同時に気が引き締まる思いがしました。」と語ります。収穫期を迎えると、毎朝、同パーラー向けに選び抜いて収穫したものを届けています。
飛澤さんが生産する「ふくはる香」は、県内の有名ホテルでも使われています。JAを通じて出荷したり、自宅の直売所で販売したりもしています。しかし、飛澤さんは、どこに出すイチゴも、都内の有名パーラーに出すものと同様に、その時に一番よく実ったものを厳選しています。「パフェで食べたのをきっかけに、わざわざ東京から直売所に買いに来てくれる方もいらっしゃいます。少しでも妥協したくありません。」
飛澤さんのハウスをのぞくと、そこにはイチゴ畑が広がり、壮観な光景を成しています。飛澤さんがこだわるのはイチゴの土耕栽培です。ミネラルの豊富な土作りには、余念がありません。そこから栄養をたっぷり吸い上げたイチゴは、「味の乗りが違う」と言います。
実は「ふくはる香」は、病気に弱いため、育てやすい品種とは言えません。飛澤さんのお父さんがその栽培を始めた当初は、作っても作っても失敗することがたび重なりました。「それでも父はあきらめませんでした。“福島愛”が人一倍強いので、県のオリジナル品種を何が何でも物にしたかったのです。」
その後、思考錯誤を経て、UVランプを導入し、イチゴの免疫力を高めることで病気を予防することに成功しました。
「福島県では、6月のさくらんぼに始まり、夏から秋にかけて、桃、梨、ブドウ、りんごと続き、冬が近づくと柿、そしてイチゴが登場します。イチゴの収穫は5月末まで続きますので、文字通り“一年中”果物が豊かに生産されています。ふくしまが“フルーツ王国”と呼ばれる理由がそこにあります。その名に恥じぬよう、自分が納得できるものしか出荷しません。それが、私の最大のプライドです。」

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