写真家・野口勝宏さんと行く
わがまち自慢・
ふくしまプライド。紀行

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「南郷トマト」とは、下郷町・只見町・南会津町で生産され、JA会津よつばの南郷トマト選果場で選別し、雪室での予冷後、出荷されたトマトです。ともに地域ブランドを保護する地域団体商標と地理的表示(GI)保護制度に、厳しい審査を経て登録されています。標高が350から800メートルで栽培され、気温の日較差が大きい自然環境がトマトの品質と食味を高め、福島県を代表するブランドトマトのひとつとして、全国的な人気を博しています。
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「農産物を撮る場合、カメラを構える前に農園を全体的に見渡します。樹々の様子や葉っぱの色などから、作物の状態を感じ取りたいためです」という写真家の野口勝宏さん。「もうひとつ、確認することがあります。それは、生産者の表情です。この二つは、嘘がつけないのです」。そして、南郷トマトについては、「どちらも素晴らしいものでした。レンズ越しに改めて農園の美しさと生産者のあふれんばかりの笑顔を確認すると、自然とシャッターを押す指が止まらなくなりました」。
レンズ越しにみた、農園の美しさと生産者の笑顔
南郷トマトは、昭和37年、旧南郷村(現南会津町南郷地区)で生産が始まり、実に、60年を超える歴史があります。
「ここでは、トマトのサイズや色、形などが南郷トマト選果場で厳しい基準で選別され、JAが流通を請け負っているため、生産者はトマト作りに専念することができます」と語るのは、南郷トマト生産組合理事の宗像美由紀さん。南郷の土地に魅了され、家族で県外から移住して南郷トマト作りを始めてから、研修期間を入れて15年を越えるベテランです。
「もともとスキーが大好きで、移住する前に、南郷スキー場に毎年通っていたことがありました。あるとき、スキー場でお世話になっていた地元の方に南郷でのトマト作りをすすめられたのです」と移住のキッカケについて語る宗像さん。スキーやスノーボードを通して、南郷の土地を知り、就農・定住する生産者も増えています。また、南郷トマト生産組合では2年間の研修システムがあり、未経験からスタート、独立までの支援が充実しています。
「南郷トマト生産組合では、生産者全員が同じ方向を向き、同じ気持ちで南郷トマトを作り、お互いに助け合いながら伝統を守っています」という宗像さんの言葉が、「南郷トマト」のブランド力の強さを物語っています。「GI制度に登録されたことで、南郷トマト選果場で選別されたものだけしかこのブランド名を使うことができなくなりました。それによって、南郷トマトの味、品質は守られるようになりました。さらに、組合員全員が第三者認証GAP 取得を目指していて、まもなく達成される予定です。
昼夜の寒暖差によって、味わい深さを増した南郷トマトは、9月上旬からは『秋味』として出荷しています。ぜひ、ご賞味ください」
地理的表示(GI)保護制度

地理的表示(GI)保護制度とは

「地理的表示(GI)保護制度」とは、地域ならではの自然、文化、社会などを背景に育まれてきた品質、社会的評価等を有する産品の名称・ブランドを知的財産として保護する国の制度です。

地域団体商標制度

地域団体商標制度とは

「地域団体商標」とは、地域名と商品(サービス)名からなる「地域の名物」の名称を商標登録できる国の制度です。



野口勝宏(のぐちかつひろ)
Photographer
野口勝宏(のぐちかつひろ)
猪苗代町出身。写真家。「福島の花の美しさで世界の人々を笑顔にしたい」という思いに駆られ、県内各地を隈なく歩き撮影を続ける。福島の雄大な自然や人々の営みにもレンズを向け、福島の情景を焼き付ける、押しも押されぬ第一人者。


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