GI制度に登録された昭和かすみ草は、雪室内の出荷調整室で冷却保管されたのち外気に触れずトラックに積み込まれ、「完全低温輸送」で鮮度を保ったまま全国に届けられます。「だから、日持ちが良いのです」と語るのは、昭和村で長年、かすみ草を生産する立川幸一さん。「独特な香りを少なくするため全量におい抑制処理をするなど手間と愛情をかけて出荷しています。このように付加価値をつけているのも、昭和かすみ草が高く評価される大きな理由です。大事に育てた昭和かすみ草が店頭に並び、お客様が笑顔で買っていくのを見るのが一番の喜びです」。
「このあたりのかすみ草は、毎年6月から10月いっぱいまで旬を迎えます。夏に冷涼な場所を好み、特に、標高が高い場所で栽培することによって、草丈が長く育ち純白な花を咲かせます。昭和村を中心としたこの一帯は、まさに、かすみ草栽培の適地です」と立川さん。昭和村は、令和5年時点で40年にもおよぶかすみ草の伝統的な産地で、立川さん自身、生産歴27年のベテランです。
「最近は、染めかすみ草も人気で、ここでは10色に染色したものも出荷しています」と。
昭和かすみ草は、花きとして全国で2例目のGI制度登録となりました。「国が重要な地域ブランドとして認めてくれた昭和かすみ草の品質維持はもちろんのこと、次世代に繋がる100年産地に育てていきたいですね」と生産にかける思いを語っていただきました。