わがまち自慢・
ふくしまプライド。紀行

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ふくしまプライド。紀行

川俣町は、空気が澄んだ緑豊かな山間部に位置し、夏でも阿武隈山地から阿武隈川に向けて吹き降ろしの風が流れ、暑さを苦手とする鶏の飼育に適した地域です。
古くから川俣町は、養蚕と絹織物の生産が盛んな地域として知られており、江戸時代には絹織物で財を成した機屋の“旦那衆”が娯楽として闘鶏を楽しんでいたといいます。その闘鶏に使われたシャモ(軍鶏)は、食用としても供されていました。
時を経て昭和58(1983)年。「食通だった当時の町長が、客人をもてなす町ならではの“ご馳走”を作りたいという思いで新たな特産品として軍鶏に注目し食用としての改良が始まりました。」とそのユニークな誕生秘話を語るのは、当時を知る有限会社川俣シャモファーム代表取締役の斎藤正博さんです。
半世紀の年月を経て全国区のブランドに成長
川俣シャモは、ストレスが少ない広々とした鶏舎で平飼いで育てられています。肉は、ほどよい脂肪によりジューシーさを保ち、うま味成分のオレイン酸の比率が高いため濃い味わいが楽しめます。「品種改良に成功したこと、タンパク質と脂質やミネラル分のバランスに優れ、高すぎず適切なカロリーの餌を与え、100日以上と長い期間をかけて飼育することが、川俣シャモがおいしい理由です」と斎藤さんは語ります。
そして、川俣シャモは、飲食店とともに発展してきたといっても過言ではありません。今でも、生産された川俣シャモの約4割は、県内外の飲食店向けに出荷されています。しかも、いわゆる著名なお店や食材にこだわりの強いお店ばかりです。東京都内でフレンチレストラン「ラ・ブランシュ」を営む川俣町出身のシェフ・田代和久さんもそのひとりで、年に数回、川俣シャモの生産者を訪問し意見交換をします。

食通をもうならせる、うま味が濃くてジューシーな地鶏
「故郷の鶏だから使ってるんじゃない。うまいから使ってるんだよ」という田代シェフのひと言を、斎藤さんは人生訓のように重く受け止めています。「料理の世界は真剣勝負。われわれも甘い気持ちで生産してはいけないと肝に銘じています。鶏は育て方ひとつで味が大きく変わりますので、 日々、仲間たちと研鑽を重ねながら飼育しています」と表情を引き締めます。こうした料理人との長い年月をかけたやりとりこそが、川俣シャモを全国区のブランドに押し上げた大きな原動力だったのです。
川俣シャモの誕生と同じ昭和58(1983)年から続く地元の飲食店「あじせん 楓亭」料理長の菅野卓哉さんもまた、川俣シャモに強いこだわりを持っています。川俣シャモを使った親子丼がお店の名物メニューです。「川俣シャモは、食通をもうならせる魅力的なブランド地鶏です。お客様にご満足いただきたいという一心で料理を作っていますので、ぜひ、川俣町に来て、川俣シャモのおいしさを確かめてみてください」と語ります。
川俣シャモは、川俣シャモ振興会に所属する十数戸の農家だけが、厳しく管理されたルールのもと飼育してきました。令和4年には、農林水産物等の地域ブランドを守る「地理的表示(GI)保護制度」に登録され、まさに国が認める逸品です。「私たちにとってGIとは、権利の保護だけでなく、使っていただける人、販売していただける人、そして、お召し上がりいただける人たちにお示しできる信頼の証でもあるのです」。と斎藤さん。“おもてなし”が生んだ川俣シャモは料理となり、人々の舌をもてなしています。
地理的表示(GI)保護制度

地理的表示(GI)保護制度とは

「地理的表示(GI)保護制度」とは、地域ならではの自然、文化、社会などを背景に育まれてきた品質、社会的評価等を有する産品の名称・ブランドを知的財産として保護する国の制度です。川俣シャモは令和4年に登録。

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