なめこ
なめこの菌床栽培は福島県で初めて行われたと言われており、本県が開発した栽培方法と品種が全国に普及した結果、高級だったなめこが各家庭で食べられるようになりました。
現在、福島県では、中通り・浜通りを中心に年間を通して安定的に生産、出荷がされています。
なめこには水溶性食物繊維(ペクチン様物質)が多く含まれており、体に優しい食材です。これが、独特の「ぬめり」を作りだしており、おいしさの理由となっています。
なめこ汁やなめこおろしなどの定番メニューのほか、天ぷらやピザ、麻婆豆腐など和洋中様々な料理にも使えますので、ぜひお試しください。
福島県内では、各地域の山菜、きのこ等を活かした料理が受け継がれてきました。
なかでもきのこは、様々な郷土料理に欠かせない素材として使われてきましたが、食文化の多様化などから、それらの本来の味が忘れられようとしています。
そこで、福島県では「本来の天然なめこの再現」をコンセプトに品種開発を進め、秀峰「飯豊山」の麓にある西会津町の天然なめこを起源とする福島N5号と福島N6号の2品種を開発しました。