Vol.09

「果物のある暮らし」
 を提案する若き生産者 生産者:佐藤 佑樹さん

「農業で自分は何がしたいのか」
自問自答の先にあった夢と挑戦

「学生の頃から映像の仕事をするのが夢で、震災前は東京のアニメ制作会社で働いていました。」と語るのは、果物を生産・販売する伊達水蜜園 代表取締役の佐藤佑樹さん。東日本大震災後、「福島のために何かしたい」という思いが募り、親の農家を継ぎました。
就農後に参加した復興プロジェクトでは、農産物を体験とともに売る人、桃の糖度でギネス世界記録に挑戦する人、農産物のテーマパークを作ろうとしている人等々、先進的な取組みをしている様々な生産者たちと出会いました。そのような中で、「農業で自分は何がしたいのか」と自問自答を繰り返し、たどりついたのが「農業や農産物がもたらす魅力を、動画や画像で見せていく」ということでした。そこには、映像の仕事が夢だった佐藤さんの思いが込められています。
伊達水蜜園のホームページを開くと、夕暮れの果樹園でワインと桃を囲んで会食する若者たちの動画が流れてきます。佐藤さんがプロデュースした「果物のある暮らし」というタイトルの農業PV(プロモーションビデオ)です。ホームページには作品として見ても美しい果物の写真も並びます。
震災後、ネット通販も手がけるようになった佐藤さん。桃をひとつひとつ切り離して渡せる「Share Fruits」というスタイリッシュなパッケージを開発し、2017年グットデザイン賞を受賞して大きな話題にもなりました。
「農家は、既成概念の枠にとらわれなければ、何でもやりたいことができるんです。」と語る佐藤さん。そこには、クリエイティビティをいかんなく発揮する若き才能の煌(きら)めきがあります。「ただしそれは、農業という土台がしっかりあってのことです。伊達水蜜園では『農家であり続けること』という言葉を理念として掲げています。自分は農家ですから、果物作りに対する情熱やこだわり、誇りがなければ、何をやってもダメです。」
そんな佐藤さんが生産する果物は、さくらんぼに始まり、桃、りんご、ぶどう、あんぽ柿と、6月から12月までひっきりなしですが、特に、生産量が多い桃には強い思い入れがあります。
「個人的には、やはり福島県の代表品種である『あかつき』が好みですね。桃と聞くと誰もが思い描くような“桃らしい”強い香りがするんです。」と口元をほころばせます。「今年は、5月に雨が適度に降ってくれたおかげで、例年以上に育ちが良くて味も期待できます。夏の風物詩、福島の桃のおいしさを、ぜひ、ご賞味ください。」

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