Vol.13

“木成完熟りんご”がとれることが
福島県産りんごのおいしさの理由 生産者:阿部 幸弘さん

受け継がれたパイオニアとしての誇りが「ふくしまプライド。」として結実

全国5位(平成29年度)の出荷量を誇るりんごは、“フルーツ王国ふくしま”を代表する果物です。明治時代、福島県で初めてりんごの栽培に成功したのが、やまと果樹園代表・阿部幸弘さんの祖父でした。私財を投げ打って生産技術を導入し、自ら研究会を立ち上げて生産者を増やして切磋琢磨し、地場産業として育成することに大きな貢献を果たしました。
そんな祖父を持つ阿部さんには、りんごづくりのパイオニアとしての誇りが受け継がれています。20代のときから、「どんな逆境であれやる気を持つこと」、「必ず実行すること」、「その結果を観察すること」という3つを信念とし、「りんご作りで日本一になる」ことを目指してきました。その目標は、やがて、県内のコンクールで市長賞や知事賞、農林水産大臣賞などの賞を次から次へと受賞し、2000年に開催されたふじ生誕60周年記念全国りんごコンクールで金賞を受賞するなどしたことで達成されました。
このような阿部さんの信念を大きく変えたのは、東日本大震災でした。全国から受けた多大な復興支援に対し、恩返しがしたいとの思いから、りんごをお召し上がりいただく方々に、「体の健康」、「心の潤い」、「笑顔」の3つをお届けするということを、新たな信念として掲げるようになりました。「それまでは、頑固な職人か芸術家のように“作品作り”だけにこだわっていましたが、今は違います。毎日、果樹が何を欲しているかを考え、りんごの声に耳を傾ける、いわばドクターのような存在であることを心がけています。結局、それがお客様に喜んでいただけるりんご作りで、最も重要なことだと気付いたからです。」
そんな阿部さんに、福島県のりんごはなぜおししいのか聞いてみました。阿部さんいわく、「その理由は、りんごの産地としては、福島県が温暖な地域に位置しているから。」とのこと。「他の産地に比べ、一番早い時期に花をつけ、最も遅い12月後半まで収穫ができます。これは、福島のりんごが、それだけ長期間、太陽の恵みを十分に受けて育つことを意味します。だから福島県では、“木成完熟りんご”を収穫することができます。これがおいしさの秘密なのです。」
現在、阿部さんは、福島りんご研究会の会長も務めています。この研究会は、福島市内でりんごを生産する地域のリーダーもしくはリーダーになるであろう生産者からなり、25名を上限とする少数精鋭の会です(現在の会員数は22名)。刻々と変化する消費者ニーズに応えるために、品種開発や栽培技術の向上から6次化商品の開発までを手がけています。2020年で半世紀を迎える伝統を有する会で、福島市のりんご生産を牽引してきた重要な存在です。阿部さんは、奇しくも祖父と同じような立場で、同研究会のまとめ役を担っています。「私たち生産者は、燃えるような情熱と必ず行う実行力を忘れてはいけないと言い続けています。」という阿部さんの言葉は、まさに「ふくしまプライド。」そのものでした。

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