プライドストーリー Vol.18
プライドストーリー Vol.18
“鮮度が命”のカツオ漁はチームワーク

“鮮度が命”のカツオ漁はチームワーク

「カツオは、今も昔も福島県自慢の特産品です。」 そう語るのは、沖合漁業を営む株式会社 酢屋商店 四代目で取締役の野﨑 太(たい)さんです。酢屋商店の歴史は古く、江戸時代には、廻船問屋を家業としていたという記録が残っており、福島県は、その当時からカツオの産地として知られてきました。 酢屋商店では、カツオをまき網漁で獲っています。これは、魚の群を網でぐるっと囲い、その包囲網を徐々に狭めていって捕獲する漁法です。通常、実際に漁を行う本船と、魚を陸まで運ぶ運搬船、さらに魚群を探す探索船の3隻で船団を組んで操業します。ひとたび出港すると、本船は海の上で3~4週間漁を続けます。1日に3~4回、網を降ろし、ほぼ連日、運搬船が陸との間を往復します。
「福島県産のカツオは、“常磐もの”として市場で高い評価を得てきました。」と語る野﨑さん。福島県沖は、親潮と黒潮がぶつかる“潮目の海”で、カツオの餌となる魚が集まり好漁場を形成しています。しかし、高評価の理由はそれだけではありません。一大消費地である首都圏に近く、朝、水揚げされたカツオをその日のうちに市場に届けることが可能です。「この鮮度の良さが福島のカツオの生命線です。」(野﨑さん) 船の上では、カツオが獲れたら、氷で冷やした海水を張った魚槽に入れます。この時、氷が少ないと鮮度が落ち、多いとカツオと擦れて魚体が傷んでしまいます。漁獲量をみながら氷の投入量を瞬時に判断するのは、熟練した船頭の仕事です。 一方、野﨑さんは陸で構え、船の運航計画をたてたり、他港の水揚量を確認して、相場を読みながら船頭に漁獲量を指示したりしています。酢屋商店では、漁に出る乗組員が約70名いて、これに野﨑さんをサポートする陸のスタッフを加え、総勢74~5名で漁業を営んでいます。野﨑さんは、いわばこの集団の“監督”ともいえる存在です。「カツオ漁は、チームワークです。大漁の時は、みんなで雄叫びをあげ、喜びをわかち合います。」という野﨑さん。「それとともに、従業員は家族みたいなものですので、彼らの安全や健康は、いつもとても心配で気をつかっています。規模の大小によらず漁業は人が行うものだからです。」と強調します。
先の東日本大震災では、6隻あった酢屋商店の漁船のうち4隻が津波で大きく損傷しました。なかには使えなくなった船もありましたが、修繕できるものは修繕し、2隻の漁船を新造して、復興の歩みを続けてきました。それもこれも、「福島のカツオ漁を絶やすわけにはいかない。」という野﨑さんたちの熱い思いがあったからです。 放射性物質の検査は、いまも水揚ごとに行われ、安全性が厳密に確認されています。「そのおかげもあって、風評の影響もかなり弱まり、取引価格も震災前の水準に戻ってきています。」(野﨑さん) 酢屋商店のようなまき網漁船は全国の漁港に水揚げをすることができ、水揚げした場所が「産地」として表記されます。それでも野﨑さんは、「福島の漁港に水揚げし続けることが、何より私のプライド。」と言ってはばかりません。「実は、福島県のカツオの消費量は全国2位なんです。港では仲買さんたちも待っていてくれます。地元で水揚げして、『福島県産のカツオ』を少しでも多く流通させることで、本場ならではのおいしさも安全性もアピールすることができるのです。」と野﨑さん。福島のカツオ漁は、およそ5月から9月上旬頃まで続きます。毎年、初夏の足音とともにカツオが旬を迎えると、福島の漁港はいよいよ熱気を帯びてきます。
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