ねぎ作りとともに語る、農業に託す夢
ねぎは、白い部分を食べる「長ねぎ」と緑の葉の部分を食べる「葉ねぎ」がありますが、いわき市で生産されるねぎは、主に前者の方です。
「いわきのねぎは、とにかく白い部分が太くて長いのが自慢です」と語るのは、市内で農業を営む株式会社坂本農園、代表の坂本和徳さんです。シャキシャキとした歯ごたえと、甘味の強さも際立っていて、かつて坂本さんが試しに糖度計で測ってみたところ、12~16度ぐらいあったそうです。甘くておいしいみかんの糖度が12度くらい、一般的なメロンや柿の糖度が16度前後であることを考えると、いわきのねぎは果物並みの甘さと言えそうです。「実際は、アリシンという辛味成分が含まれていますので、甘さより辛さの方を強く感じるのですが、火を通せばその辛味成分が飛ぶのでねぎ独特の甘みが存分に楽しめます」と坂本さん。ねぎ好きには、たまらないコメントをいただきました。坂本さんは、毎年、3月~5月頃までねぎを収獲・出荷しています。


坂本さんには、夢があります。農業の道を志し、ともに農業を学ぶ大学生の長男と高校生の長女とともに、「体験型農業」を行うというものです。「長男が圃場に消費者を呼び込みたいと言うのです。種まきや収穫体験などはよくあるのですが、そのような一面的な体験だけでなく、生産工程の途中々々でも農業に参加できるような仕組みを作りたいと。それは面白い、ぜひやろう、と家族で盛り上がっています。農業の魅力を伝えるとともに、農業従事者を増やして地域振興にも寄与していきたいと考えています」とその思いを語ってくれました。「ねぎは、“いわきらしさ”を伝えるのにはぴったりで、まさに『体験型農業』にも適した農作物です。」
そんな坂本さんに、ご自身が考える「ふくしまプライド。」について聞いてみたところ、しばらく考えた後、「農産物の生産者は、神様の次に偉いんです。人間が生きていくうえで、なくてはならない食物を作っているんですからね」と答えてくれました。「私は、そんなふうに思いながら、誇りをもって農業をやっています。そのように思える仕事に就けたのも、本当に幸せでしたね。」

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